『赤い花白い花』


この曲は「赤い鳥」の歌を聴く前からよく歌っていました。
まさかこの歳になってから、この曲の作者に会えるとは思いませんでした。
実は私が伊勢崎市で個展をやった時にもお会いしていたのですが
その時は「赤い花白い花」の作者であることを知らなかったのです。

1960年代の初め頃、ひとりの女の子が田舎道を散歩しながら
「♪あーかいはーなーつーんーでー」と口ずさんでいました。
その女の子こそが『赤い花白い花』を作った中林三恵さんです。

その後、中林三恵さんは群馬大学に進学されました。
1964年秋に大学で「クラブ対抗コーラス大会」が行われ、
その大会で中林三恵さんの所属する美術部で『赤い花白い花』を歌った処
その曲が群馬大学の学生の間に広まったそうです。
やがて『赤い花白い花』は、群馬大学の学生を通じて人から人へと伝えられ
ある日、帯広の温泉で旅行者が歌っていたのを
「赤い鳥」のメンバー後藤悦治郎さんの友人が聴いて
「赤い鳥」のメンバーに伝わりやがてレコード化されました。
その後、「NHK みんなのうた」でも取り上げられ全国に広まったというわけです。

中林さんは今は銅版画家で今年ぐんま版画展に出品されて、お会いできました。