『邑むらの映画会Vol.2』

taishiho2009-11-04

 おとなが観まもる こどものまなざし
講演「映画のうそと本当」映画監督小栗康平(邑の映画会顧問)
映画ってうそといえば嘘なのに、なぜか笑ったり、涙したり、短時間の間にその人の一生をみたり。
11月3日(火・祝)開場12:00 上映12:30〜
邑楽町立中野小学校・体育館
上映作品・日程
12:30 アニメ「モチモチの木」「飲みすぎた一杯」「話の話」
13:45〜休憩
14:00 講演「映画のうそと本当」映画監督小栗康平]
14:45 劇映画「ピロスマニ」 16:15 終演予定
入場料 大人1000円/大学・高校生500円/小中学生300円/幼児無料
 邑(むら)の映画会実行委員会 TEL 0276-89-0010

映画:「ピロスマニ」1969年ソ連作品
グルジア」は、北をロシア、南をアゼルバイジャンアルメニア、西をトルコと黒海に面して旧ソ連邦から1991年4月独立をした。首都はトビリシで、赤いバラ、ワインが特産と知られる。
ロシア画壇から異端視されたグルジアの画家(1862〜1918)ニコ・ピロスマニは、グルジアの農村の風景やそこに暮らす人々を好んで描いた。グルジア地方で1日の糧、1日の酒のために、居酒屋やレストランの壁に絵を描いて暮らす画家だった彼は、ある日、その地にやってきた画家の目にとまり、中央画壇へ紹介されるが、モスクワでは彼に対して冷淡で異端視された。深く傷つき故郷グルジアに帰り絵を描き続けるが、生前はその才能を世に認められることもなく、貧困のなかで生き、孤独と流浪のうちに、トビリシで56年の生涯を終わっている。

ロシア歌謡として加藤登紀子さんが歌った「百万本のバラ」は画家ニコ・ピロスマニがモデルとなっている。