『スーパーオーディオCD』

先週の話ですが、朝の番組で小倉智昭さんがスーパーオーディオCD
のことを話していて「世の中にはそんなに良い音があるのか」と思い
できることならその良い音を聴いてみたくなってしまいました。
普通のCDプレーヤーでも良い音で聴けるらしいのですが
スーパーオーディオCD対応のプレーヤーで聴くと半端じゃないらしいです。
DVDのdts5.1chを聴いて、もうこれ以上良い音はないと思っていたのに
もっと良い音とは一体どういうものなんだろう。
ということはビートルズも、もっと良い音になるということなのだろうか。興味津々。

小倉智昭さんのお話」
帰りの車の中で、今日の歌のゲストの、ル・クプル藤田恵美さんのCD「カモミール ベスト オーディオ」を聴いてました。藤田さんの心地良い歌と良い音で、眠くなるんですよ。「これ、眠くなっちゃうよね」って、歌手の方にとっては、失礼なことを言ってしまったんですが、このカモミール・シリーズの原点を聴いてみたら、「聴く薬」「心を安らかにする」「聴いていると眠ってしまいたくなるような曲」が入っているのが、カモミール・シリーズなんです。

スタッフに、「これを、小倉さんの音響システムで聞いてみて下さい。良い音らしいですよ」と言われて、家に帰ったのが12時だったんですが、それからちょっとオーディオルームでこのアルバムを聞いたが最後、今度は、あまりに音が良すぎて寝られなくなってしまいまして、今日は30分ぐらしか寝ていないんです。

「なんでこんな良い音が、日本のポップスのアルバムで出来たんだろう!?」ということなんですが、このCDの帯のところに、「スーパーオーディオCD」のマークが付いているんです。マルチチャンネルで聞くと、本当に音の広がりがあって、素晴らしい音なんです。
ステレオの2チャンネルで聞いても、とても良いんです。ハイブリッド盤と言いまして、マルチでもステレオでも聞けるアルバムなんで、特に、スーパーオーディオCDのプレーヤーがある方は、これを聞いたら半端じゃないと思います。

たとえば、目の前にバルコニーが浮かんで、バルコニーの上からトランペットやフィドルが聞こえてきて、藤田さんは、どう考えてもバルコニーの方を見ながら歌っているっていう感じが伝わってくるんです。フルートに至っては、教会の天井から聞こえてくるような立体感なんです。

このシステムがどれだけすごいかということなんですが、藤田さんは、今や、ル・クプルの藤田さんではなく、「アジアの歌姫」と呼ばれているんです。音が良いという噂を聞いた香港のオーディオマニアから3部作のカモミール・シリーズが売れ出して、シンガポールやタイやインドネシアやマレーシアや韓国にどんどん広がって、それぞれの国のレコード大賞を獲得しているんです。

最初はアジアのオーディオファンが注目した音の良さだったんですが、「日本のオーディオファンは、これじゃあ、納得できませんよ」ということで、音の組み立てをもっと良くしたのが、この「カモミール ベスト オーディオ」なんです。