『サディスティック・ミカ・バンド』

taishiho2007-10-15

新しく出来た「イトシアプラザ」シネカノン有楽町2丁目で
映画「サディスティック・ミカ・バンド」を観て来ました。
映画は今年3月に行われた一夜限りのライブの模様を中心に
リハーサルや一人一人のトークが散りばめられています。
ライブは彼らの最も充実したアルバム「黒船」の曲から始まり
大きな蓮の花びらが開き、中から木村カエラが登場すると
ニューアルバム「ナルキッソス」から「私はBig-Bang, Bang」
「Sadistic Twist」「Last Season」「Tumbleweed」などを披露。
各メンバーに焦点を当ててトークとライブシーンを交互に映し出します。
加藤和彦のカリスマ性、高中正義リードギターには惚れ惚れします。
アルバムタイトルにもなった「ナルキッソス」は大人の余裕を感じます。
小原礼のベースは最高、高橋幸宏はいつも最先端を見つめています。
重厚なバンドをバックに従えて木村カエラが自由に飛び跳ねています。
時間の限られた映画では全曲フルで聴く事ができないのが残念でしたが
いい音といい映像を片鱗ではありますが堪能することができました。
途中から奥田民生も参加して、ラストは「タイムマシンにおねがい」で盛り上がります。
エンドロールに流れた「サイクリングブギ」「ピクニックブギ」などもいい感じでした。

サディスティック・ミカ・バンド

日本のロック史に鮮烈な足跡を印した“サディスティック・ミカ・バンド”。解散間際の1975年には、ロキシー・ミュージックとともにイギリス・ツアーを敢行し、アルバム「黒船」「HOT MENU!」が海外でも高い評価を得るなど、数々の伝説を残した。2度目の再結成を機に2007年3月8日にNHKホールで行なった、一夜限りの、そして最後(かも知れない)のスペシャルライブの模様を軸に、その軌跡と現在を追った音楽ドキュメンタリー映画が、ついに完成。アルバム・レコーディングの様子や、度重なる打ち合わせ、リハーサル、ライブのバックヤードの模様など、他で見ることの出来ない貴重な映像も収録。また、加藤和彦氏が音楽を担当し、その年の映画賞を総なめにした『パッチギ!』の井筒和幸監督が、本作品を監修している。

製作年 : 2007年
製作国 : 日本
配給 : シネカノン

[キャスト・スタッフ]

監督・撮影・編集 : 滝本憲吾
監修 : 井筒和幸
出演 : 加藤和彦高橋幸宏小原礼高中正義木村カエラ佐橋佳幸堀江博久大森はじめ今野雄二奥田民生 、 鋤田正義