『Paul Simon Songbook』

taishiho2007-09-05

通常価格(税込): ¥1,890
発売日: 2007年09月05日
カタログNo: SICP1541
レーベル: ソニーミュージックエンタテインメント
その他: 初回限定盤, 紙ジャケ, リイシュー
本日、HMVにて『Paul Simon Songbook』を購入ました。
サイモン&ガーファンクルのデビュー作『水曜の朝、午前3時』が不発に終わった
1964年暮れに単身渡英したポール・サイモンが、ロンドンのストリート・シーン
から刺激を受けながら現地で吹き込んだ初ソロ・アルバム(65年制作)。
ポールファンなら、外せない感動の一枚です。

[曲目]

1 アイ・アム・ア・ロック
2 木の葉は緑
3 教会は燃えている
4 4月になれば彼女は
5 サウンド・オブ・サイレンス
6 とても変わった人
7 私の兄弟
8 キャシーの歌
9 サイド・オブ・ア・ヒル
10 簡単で散漫な演説
11 雨に負けぬ花
12 パターン
13 アイ・アム・ア・ロック(別テイク)
14 教会は燃えている(別テイク)

※僕が中学生になるまで家にプレーヤーはありませんでした。S&Gの「サウンド・オブ・サイレンス」を初めて聴いたのはその頃でした。映画好きの兄が「卒業」を観た後、買ってきたのだと思います。家にレコードがあまりないということもあり「サウンド・オブ・サイレンス」は本当に擦り切れるほど聴きました。欧米のミュージシャンのハーモニーはどうしてこんなに美しいのか不思議でたまりませんでした。その頃流行っていた日本の歌謡曲とは全然違う響きがそこにありました。
S&Gの最初のアルバム「水曜の朝、午前3時」が売れなかった理由はビートルズにあるのかもしれません。このアルバムが発売された1964年にビートルズアメリカに上陸したからです。それまで学生たちの間で流行っていたフォーク・ブームはビートルズのお陰で突然一変してしまったのです。デビューアルバムに失敗したポールはS&Gを解消してヨーロッパ各地の旅にでました。そして、異国の新しい環境でギター・テクニックや未知の音楽を吸収していきました。特にロンドンのフォークシーンではバート・ヤンシュ、アル・スチュワートらと交流を深めながら新しい歌を作り続けました。BBCラジオに出演する機会を得たポールは、反響がよかったこともありレコーディングすることになりました。それがこのアルバムなのです。
※shiroppさんの「静かだけれど強い思いの名盤」はこちらからどうぞ。