『用心棒』

taishiho2007-02-04

今日は空っ風がもの凄い音を立てて吹き荒れています。
こんな日に思い出す映画といえば、もちろん『用心棒』です。
『用心棒』の舞台は、僕が今住んでいる、ここ上州です。
空っ風は上州の名物です。もう一つは絹織物。
映画の中で主人公は上州の景色を見ながら桑畑三十郎と名乗ります。
黒澤明監督が一番脂の乗り切った時の作品です。
黒澤明監督は「用心棒」についてこう語っています。
「映画というのは、映像を見てもらうことで楽しむのが本当で
映像を忘れてしまってはだめですよ。
刀の持つ怖さ、無意味な殺し合いのはかなさを出したいので
切られた人間の苦痛にゆがむ姿も忠実に撮ってみようと思っています。」

製作年度 1961年
上映時間 110分
監督 黒澤明
出演:三船敏郎 , 東野英治郎 , 山田五十鈴 , 加東大介 , 仲代達矢


解説: やくざと元締めが対立するさびれた宿場町。そこへ一人の浪人者がやってくる。立ち寄った居酒屋のあるじに、早くこの町を出ていった方がいいと言われるが、その男は自分を用心棒として売り込み始める。やがて男をめぐって、二つの勢力は対立を深めていく……。ハメットの「血の収穫」を翻案、時代劇に西部劇の要素を取り込んだ娯楽活劇。