「イエロー・サブマリン/エリナー・リグビー」        ザ・ビートルズ

taishiho2006-08-04

このレコードは持っていません。でも思い出深い一枚です。
友達から借りたこの「イエロー・サブマリン/エリナー・リグビー」は
ビートルズにのめり込むきっかけになったレコードだったからです。
「イエロー・サブマリン」を最初に聴いた時はびっくりしました。
冗談のような音楽をみんなで楽しみながら作っているという余裕を感じたのです。
フォーク・クルセダーズの「帰ってきた酔っ払い」も冗談みたいな音楽ですが。
これもきっとビートルズの影響を受けたのに違いありません。
でもビートルズの方が、ずっと音もよく厚みもあり、完成度が高かったのです。
潜水艦の中の音がなかなかいい感じです。ジョンがコップの中の水を吹き、
ジョージはバケツの水で波の音を作り、ジョンとポールは乗員の真似をしている。
最後のコーラスは圧巻で、スタジオに居合わせたスタッフ全員を動員しています。
音楽とは、こんなに自由で楽しいものなのかと思い知らされました。
そしてさらに驚かされたのは「エリナー・リグビー」を聞いた時でした。
両面にこんないい曲が入っているところにビートルズの懐の深さを感じました。
その曲は、クラシックをごく自然にたんたんと歌っているという感じでした。
なんだろう、このじわじわとくる感動は。こんな歌は初めて聴いた。
ポール・マッカートニーの、その抑えたクールな歌い方は僕を痺れさせた。
最後、「All the lonely people,where do they all come from?」に
「Ah,look at all the lonely pepol!」がかぶってくる所がたまらなくいい。


※これは、終わったばかりの来日公演の写真が使用されていますね。