「ジョン・レノン・ミュージアム(その2)」

taishiho2006-07-04


2階の入口を入るとすぐに、ジョンの大きな顔が目に飛び込んできました。
こうやって見ると、ビートルズの頃の表情とは違うなぁ。

ついに「ジョン・レノンミュージアム」に来てしまいました。
エスカレーターで4階に上ると受け付けがあり、綺麗なおねぇさんが二人座ってました。
とりあえず、先にチケット(1500円)を買っておくことにしました。
その横を見ると、ジョンの銅像が飾ってありました。あまり似ていません。
まだ時間があるので、イスに腰掛けてさっき買った「芸術新潮」を読むことにしました。
今月号は僕の大好きな「ジャコメッティ」の特集だったので、つい買ってしまいました。
少しすると、受付のおねぇさんが来て映画が始まりますと声を掛けてくれました。
「友達と待ち合わせをしているので」と言って断りましたが
僕は綺麗なおねぇさんに声を掛けられることなどないのでドキドキしてしまいました。
やがて、しばらくするとジョンのようなメガネをかけた男性が近付いてきました。
「iximaさんですか?」と声を掛けると、その方は間違いなくiximaさんだったのです。
中に入りiximaさんとおしゃべりして、5分ほど待つとジョンの映画が始まりました。
最初に映画をいきなり見せられ泣いてしまいましたなんてどこかに書いてありましたが
僕は泣くほどの内容でもないのになぁと思いました。でも、人それぞれですからね。
●ゾーン1:少年時代の記憶
ジョンの小学校時代の国語練習帳や17歳の頃に描いた似顔絵集
『デイリー・ハウル』(日刊雑音)の全ページが公開されていました。
ただ、写真は縮小されていたので見難かったです。むしろ拡大して欲しかったですね。
でも英語だし、手書きだし全然よめませんけどね(じゃ、しょうがないじゃん笑)。
ジョンの絵は丁寧に色鉛筆で色付けされ、こまごまといっぱい描いてありました。
●ゾーン2:ロックンロール
キャバーンふうにデザインされた部屋です。その頃の映像も観られます。
ここには、ハンブルグで手に入れたギターが展示されています。
iximaさんの詳しい解説を聞きながら僕は至福のときを過ごします。
「お金が無かったから安いもの?」「いや、高いものをローンで買ったのです。」
「このハーモニカはジョンが万引きしたものです。」これで名曲の数々を吹いたんだ。
●ゾーン3:ザ・ビートルズ
ここに展示されているギターの先にはセットリストの書かれた小さな紙片が貼ってある。
よくこんなものが残っていたものだ。でも、意外にこんなことで感動してしまうものです。
マジカル・ミステリー・ツアーやサージェント・ペパーの時の衣裳も展示されています。
日本公演で着用したモスグリーンのジャケットはちょっと古い感じがしました。
ビートルズのゾーンだけでも、もっと大きくしていっぱい展示してくれればいいのに。
●ゾーン4:ジョンとヨーコの出会い
ベッドインのイベントで弾いていたギターのボディにジョンのイラストが描かれている。
見たかったギターをiximaさんが食い入るように見ている。でも、どうもきれい過ぎる。
通り掛かった館員に尋ねてみると、やっぱりレプリカだった。これには、がっかりした。
※この後、ゾーン5:ラブ・アンド・ピース ゾーン6:イマジン ゾーン7:ニューヨーク・シティ ゾーン8:失われた週末 ゾーン9:ハウスハズバンド ファイナルルームと続きますが僕はあらためてビートルズのファンだったんだなぁと思いました。見たかった4階のビートルズのゾーン1〜3は狭く、逆に、ファイナルルームは広く文字が並んでいるだけでした。ジョンとヨーコになってからは、なんだかプライベートを覗くようで、そんなに見せてくれなくてもいいという感じです。ラブ・アンド・ピースもちょっとうんざりします。でも、iximaさんの解説付きでジョンの数々の本物のギターや衣裳やノートや備品を生で見られたことには感動しました。iximaさん、ありがとうございました。iximaさんのブログも是非見てください。
P.S.
見終わった後、我々は1階にある「銀座ライオン」に行き、生ビールで乾杯しました。
つまみは、ソーセージの盛り合わせとベーコンとホウレンソウのサラダを頼みました。
話に夢中になり、うっかりつまみの写真を撮るのを忘れてしまいました。残念!
iximaさんは、持っていたポールの弟が撮った写真集を見せてくれました。 
見たことのない貴重な写真ばかりで、ちょっと興奮してしまいました。
帰り道では、「CHOCOLETZ」というアカペラのグループがゴスペルを歌ってました。