『智内兄助展』

taishiho2012-10-31

本物を見なければ判らないごつごつしたマチエールの上に
丁寧なタッチで描かれた少女と塗り重ねられた着物の文様。
金箔や金泥を使ったり、布やしわくちゃの和紙を貼った上に描かれている。
大胆さと繊細さが融合したアクリル画とは思えない深い味わいのある作品。

2012年10月20日(土)〜11月4日(日)AM11:00〜PM7:00
石井画廊(足利美術館前)
〒326-0814
栃木県足利市通2丁目12-15
TEL.0284-43-2346

智内兄助(ちない きょうすけ、1948年 - )は愛媛県今治市(旧越智郡波方町)出身の洋画家である。 愛媛県立今治西高等学校東京芸術大学大学院油画科修了。6人兄弟の末子。
大学在学中から賞を受賞。大学院修了後画家として活動を開始し数々の展覧会・コンクールで受賞を重ねる。国内外で個展を開催するなどし長女をモデルにした耽美な着物姿の童女シリーズで評価を高める。挿絵、ゲームのメインビジュアルなどでも活動する。 暗く妖しい幻想的な画風を特徴としており日本画と間違われることもあるが、主に和紙にアクリル絵具でハッチング技法で描いており油彩画も描く。
ジャズトランペッターの近藤等則とは中学高校の同級生で友人。
息子の智内威雄はピアニストで、ジストニアに冒されたため左手だけで演奏活動を行なっている。

1971年 「シェル美術賞展」佳作賞
「日仏現代美術展」フィガロ1席、2席、特別賞
1978年〜81年 「ビブリオテック・デ・ザール賞」2席
1985年 「デッサン大賞展」大賞
1986年 「リキテックスビエンナーレリキテックス
1987年〜1990年 「安井賞展」特別賞・佳作
1988年 「日本青年画家展」優秀賞
1992年 「両洋の眼─現代の絵画展」眼推奨