『邑の映画会』

taishiho2008-11-03

おとなが見まもるこどものまなざし。
11月3日(月・祝)
開場10:00上映10:30am〜
場所邑楽町中野小学校・体育館
入場料(5本立・講演会含む)入退場自由
大人1,000円/大学・高校生500円/中・小学生300円/幼児無料
主催:邑の映画会実行委員会・群馬県

[上映作品・日程]
10:30 「白い馬」1953年/フランス/40分/アルベール・ラモリス
10:10〜 休憩
12:30 「花折り」1968年/14分/川本喜八郎
     「木を植えた男」1987年/30分/カナダ/フレデリック・バック
13:30 「赤い風船」1953年/フランス/36分/アルベール・ラモリス
14:10  小栗監督のおはなし
(映画を見よう)いい映画を観ると心豊かになります。問題は、何がいい映画か、ですね。人によって、いい、悪いも分かれるでしょう。だとしたら、みんなで色々な映画を見なくてはなりません。ところが現状では映画館は都市に集中していて、地域社会には映画館そのものがありません。それなら自分たちで、というのがこの「邑の映画会」の成り立ちです。この映画会は小学校で行われ始めた「映像教育」が出発点になっています。これは素晴らしいことです。子どもたちがテレビアニメやテレビゲームにだけ振り回されていてはいけない、という切実な反省が背景にあってのことなのですから。だから、大人たちも子どもたちと一緒になって映画やテレビと向き合い直そうとするのです。「邑の映画会」を続けていきましょう。
15:00 「泥の河」1981年/105分/小栗康平

小栗監督も言っていましたが、いい映画というのは字幕がなくても充分楽しめます。
少年を乗せた白い馬が走っている姿を観ているだけで美しいと思いました。
たくさんの風船につかまって大空へと旅立ってゆく少年を観ているだけで涙が出てきました。
「木を植えた男」はパステル画が動いているのですから凄いことです。
例えば、ドガの描いたバレリーナパステル画が動き出したらどんなに素敵でしょう。
映画ができた頃のぞくぞくするような気持ちを思い出させてくれるような作品でした。
「泥の河」は久しぶりに観ました。僕は映画を観ていると主人公になりきることが多いです。
この映画でもすっかりのぶちゃんという少年になりきってしまい
最後のきっちゃんと別れるシーンを観ていたら悲しくて涙が出てきてしまいました。
それは遥か遠い日の少年であった頃の自分との別れでもあったのかもしれません。