『モロッコ』

taishiho2008-07-15

製作国:アメリカ (1930年)
監督:ジョセフ・フォン・スタンバーグ
出演: ゲイリー・クーパー, マレーネ・ディートリッヒ
ringoさんにお借りしたDVDの反対側の面に入っていました。
ringoさんとbeatleさんのブログでも取り上げられています。
伝説的なマレーネ・ディトリヒとはどういう人だったのだろうと思っていました。
百万ドルの曲線美と称された脚よりも、僕は彼女の目の方に魅力を感じました。
格好いい男の代名詞ゲーリー・クーパーの若い頃は、やっぱり格好よかった。
お互いに惹かれあう二人だけど、簡単に結ばれないからお話しになるのでしょう。
マレーネ・ディトリヒにひとめぼれの大金持ちの紳士は指をくわえて見ているだけです。
裕福な生活が保証された未来よりも、いつ殺されるか判らない外人部隊の兵士を選んだ
マレーネ・ディトリヒに観客は拍手を送るに違いありません。でも
靴を脱ぎ捨てて砂漠の中を裸足で追いかけていく彼女に幸せは訪れるのでしょうか。
「卒業」のラストもそうですが、映画というのはいつも無責任に幕を下ろします。

[内容紹介]
ロッコ駐屯の独国外人部隊の一兵卒にトム・ブラウンという米国人がいた。彼は、女なんかは一時の慰み物くらいにしか心得ない不敵の男だった。そんなある日、彼はエイミー・ジョリーという妖艶なキャバレーの歌姫と出会う。エイミーは自分に言い寄る許多の男達が騒ぐのを尻目にかけ、人々の注意をひくために、ことさらトムに特別の好意を示し、密かに彼女のアパートでトムと逢い引きした。トムは彼女に異常な興味を覚え、じりじりと彼女の魅力にひきつけられたが、彼女の虜となることをおそれ、すげなく彼女の許を去って街に出た。士官の妻が立腹し、野次馬や乞食共を買収してエイミーに襲いかからせた。彼女を庇おうとしたトムは街を騒がせた罪で軍隊に捕らえられ、懲罰の意味で危険な使命に服することを申し渡された。任務に赴く日トムは一通の手紙を残してこっそりその場を立ち去った。やがて彼が部隊と共に砂漠に向かって行軍を起こした時、部隊の後に付き従っていくボロをまとい髪ふり乱した女軍の一隊があった…。