『お引越し』(1993)

taishiho2008-06-12

上映時間 124分
監督: 相米慎二
出演: 中井貴一 漆場賢一
桜田淳子 漆場なずな
田畑智子 漆場漣子
須藤真理子 高野和歌子
田中太郎 布引ユキオ
茂山逸平 大木ミノル
青木秋美 橘理佐
森秀人 砂原老人
千原しのぶ 砂原節子
笑福亭鶴瓶 木目米先生

【解説】
 離婚を前提に別居する両親を持つ11歳の少女の心の揺れと成長を描いたドラマ。ある日、小学6年生のレンコの両親は離婚を前提に別居を始めてしまう。父が家を出て行ったため、母と二人暮しとなったレンコだったが、勝手なことばかり言う両親の間に挟まれ、どうにも納得がいかない。なんとか両親の仲を戻そうと、去年も行ったびわ湖畔への家族旅行を強引に計画するが……。主役の少女をオーディションで選ばれた田畑智子が好演。

jinkan_mizuhoさんのDVD「お引越し」が送られてきました。
今まで観た中井貴一はどうも力み過ぎな気がしていたのですが、
この映画では優柔不断な父を自然に演じているように感じました。

久しぶりに観た桜田淳子は、生活に疲れた母親を見事に演じていました。
これだけリアルに演じられる女優を放っておくのは惜しいと思います。

オーディションで選ばれたという主演の田畑智子は、天才です。
映画のオープニングからラストシーンまで僕の眼は釘付けでした。
こんな生き生きとして自然で魅力的な子役を見たことがありません。


jinkan_mizuhoさん、とても興味深く拝見しました。いつもありがとうございます。


※『お引越し』の詳しい解説と感想のブログ↓
jinkan_mizuhoさんのブログとbeatleさんのブログも是非ご覧ください。

[追記]

『田畑 智子(たばた ともこ、1980年12月26日)』出典: ウィキペディア
京都市出身の女優。祇園享保年間創業の老舗料亭鳥居本の娘として生まれる。

[経歴]
金光第一高等学校卒業、龍谷大学文学部哲学科中退。
12歳の時、「カノックスフィルム」に所属し、1992年公開の映画『お引越し』の主演女優としてデビュー。監督の相米慎二に厳しく演技指導された。
1995年ごろから、久世光彦演出のドラマに毎年出演した。
2000年に、NHK連続テレビ小説私の青空』でヒロインとなる(2002年には月曜ドラマシリーズで連続テレビ小説作品史上初の続編となる『私の青空2002』放映)。奇遇にも、なずなという名前は、『お引越し』の母親と同じ名前となった(母親役は桜田淳子が演じた)。
NHK連続テレビ小説私の青空2002』は、2007年4月にNHKで再放送される。
大好きなディズニー映画の吹き替えで声優デビュー。
2004年には大河ドラマ新選組!』で近藤勇の妻・つねを好演。
映画でも活躍し、崔洋一監督の『血と骨』ではビートたけしの娘役をつとめ、高い評価を受けた。山田洋次監督の『隠し剣 鬼の爪』では、永瀬正敏の親友役の吉岡秀隆の妻役を好演した。

[受賞歴]
第67回(1993年度) キネマ旬報新人女優賞
第48回(1993年度) スポニチグランプリ新人賞 - 『お引越し』
第28回(2004年度) 日本アカデミー賞優秀助演女優賞 - 『血と骨
第59回(2004年度) 毎日映画コンクール助演女優賞 - 『隠し剣 鬼の爪』『血と骨