監督:川島雄三
脚本:田中啓一、川島雄三、今村昌平
音楽:黛敏郎
[キャスト]
フランキー堺、左幸子、南田洋子、石原裕次郎
金子信雄、山岡久乃 、岡田真澄、小沢昭一、殿山泰司
菅井きん、西村晃、二谷英明、小林旭、芦川いづみ
[あらすじ]
文久2年(1862年)の江戸に隣接する品川宿。お大尽を装って遊郭旅籠の相模屋で豪遊した佐平次は、金がないのを若衆に打ち明けると居残りと称して相模屋に長居を決め込み、下働きから女郎衆や遊郭に出入りする人々のトラブル解決に至るまで八面六臂の活躍をし、果てはこの旅籠に逗留する攘夷派の志士たちとも渡り合う。様々な出来事の末に佐平次は体調を悪くするが、それでもなお「首が飛んでも動いてみせまさぁ」と豪語するのだった。
yotaroさん大絶賛の映画です。
しかし映画を観る前にあんまり絶賛されるというのはいいことではありません。
そんなに面白いのかと思い、大いに期待して観たらその時はそれほどでもありませんでした。
しかし、今回あらためて観直してみると、beatleさんもおっしゃっていましたが
古典落語の設定や歌舞伎の名台詞など随所にちりばめられていて奥深さを感じました。
知識はありませんが、フランキー堺や小沢昭一の台詞は落語そのものという感じでした。
この映画は時代劇なのに、映画撮影当時の現代から始まるという所もユニークでした。
脚本段階ではラストシーンもスタジオを出て現代で終わる予定だったらしいです。
この映画は、観れば観るほど発見があり面白さが判ってくるのかもしれません。
jinkan_mizuhoさん、ありがとうございました。
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※川島雄三の生涯を漫画化した『栄光なき天才たち』(森田信吾作画・伊藤智義原作)にも
『幕末太陽傳』のことが描かれています。