『時をかける少女』

taishiho2007-07-27

原作: 筒井康隆
出演: 仲里依紗, 石田卓也, 板倉光隆, 原沙知絵, 谷村美月
監督: 細田守


先日、録画しておいたアニメ版「時をかける少女」を観ました。
原田知世の実写版の印象が強いですが、アニメも良かったです。
これは原作の映画化ではなく、原作の約20年後を舞台にした続編です。
原作のヒロイン芳山和子が叔母として登場しています。
料理の授業中に自分の失敗で大変なことになってしまったのを
時間を戻して、他の男の子に代わってもらったのはいいのですが
その男の子の人生が悪い方向へいってしまって、ちょっと可哀想でした。
僕がもしタイムリープできたら、もちろんジョン・レノンを救います。

[ストーリー]
高校2年生の紺野真琴はある夏の土曜日の実験室で不思議な体験をし、それ以来時間を跳躍するタイムリープの力を身につけてしまう。はじめはそれを巧みに利用して日々を楽しんでいた彼女だが、仲良しの同級生・千昭から告白され、それを強引になかったことにしようと時を遡ったときから、運命の歯車が狂い始めていく…。
筒井康隆原作、というよりもそれを原作にした大林宣彦監督による実写映画版のその後といったテイストで、俊英・細田守監督がまったく新たな発想で描くアニメーション映画。プリンを何度も食べたり、テストの成績を上げたりと、せこいことばかりにタイムリープを利用していたヒロインが、やがて己の恋心から逃れようとすればするほど事態が悪化していく皮肉さ、しかしそれを自らの力で打破しようとうする前向きな行動力など、至るところにヒロインの快活さが満ちあふれており、それはまさに現代の“時をかける少女”と呼ぶにふさわしい。