『佐藤忠良展』

taishiho2007-04-16

     ― 彫刻とスケッチ ―

 「赤ちゃん帽」1984年 鉛筆・水彩 27.0×23.8cm
大泉町発足50周年を記念して、町の特別功労者である佐藤忠良展を開催。
ということで、大泉町文化むらへ「佐藤忠良展」を見に行って来ました。
最終日でしたが、人もまばらでした。宣伝不足ではないでしょうか。
佐藤忠良は94歳になる現在も精力的に製作を続けているそうです。
会場に入ると、初期の代表作「群馬の人」が展示されていました。
この彫刻は、作家が親元を離れ札幌の中学校に通っていた時に、親代わりとなって
自分の生き方の太い軸を築いてくれた大泉町の人物を想って製作したそうです。

「帽子・夏」1972年 ブロンズ 105×58×41cm
教科書にも載っていたこの作品の実物を見ることができて感銘を受けました。
「記録を作った男の顔」という作品がありました。
これはプロ野球王貞治をモデルにした作品です。
後ろに回ってみたら、作家だけでなく王貞治のサインも刻まれていました。

[佐藤忠良]
(さとう ちゅうりょう、1912年 - )
日本を代表する彫刻家の一人。新制作協会彫刻部創立会員。生き生きとした女性像などをブロンズや木彫で表現している。絵本の『おおきなかぶ』の挿絵なども手がけている。桑澤洋子の親友でもあり、教育者として東京造形大学において創立より多数の後進の教育に携わる。

女優佐藤オリヱの父である。

[編集] 年譜
1912年 - 宮城県に生まれる。幼少期は北海道ですごす
1932年 - 上京し川端画学校にて学ぶ
1934年 - 東京美術学校彫刻科入学
1939年 - 美校卒業後舟越保武等と新制作派協会彫刻部の創設に参加する
1945年 - 1948年までシベリヤ抑留に遭う
1954年 - 第1回現代日本美術展佳作賞受賞
1960年 - 第3回高村光太郎賞受賞
1966年 - 東京造形大学創立と共に教授に就任
1974年 - 第15回毎日芸術賞芸術選奨文部大臣賞受賞、翌年には第6回中原悌二郎賞受賞、第3回長野市立野外彫刻賞受賞
1977年 - 第5回長野市立野外彫刻賞受賞
1981年 - フランス国立ロダン美術館で個展
1986年 - 東京造形大学名誉教授
1989年 - 朝日賞受賞
1990年 - 佐藤忠良記念館設立(宮城県美術館内)
1992年 - 第41回河北文化賞受賞

代表的な作品
『群馬の人』(1952年)
蒼穹』(1977年)
『夏の像』(1977年) - 幣舞橋(釧路市)「四季の像」の一つ。
若い女の像』(1984年)
『帽子』シリーズ など。
ウィキペディア」より

大泉町文化むら 展示ホール
群馬県邑楽郡大泉町朝日5−24−1
TEL 0276−63−7733