『赤い風船』

製作年度 1956年
上映時間 35分
監督 アルベール・ラモリス
出演 パスカル・ラモリス 、シュザンヌ・クルーティエ




セリフはなく、モンマルトルの町並みを行く少年と赤い風船の様子を綴っている。
モノトーンの町並みの中を通り抜ける鮮やかな赤い風船が絵本のように美しい。
主人公の少年は監督の子供だそうで、どのしぐさも自然な可愛らしさにあふれている。
そして、そんな息子に対する優しい父親の視線も感じさせてくれる暖かい作品だ。
この監督ラモリスは、この後『素晴らしい風船旅行』や『フィフィ大空を行く』など
空を題材にした作品を作っている。よほど、空への憧れがあったのだろう。

tougyouさんのブログでも、以前でとりあげていました『赤い風船』です。
昔、淀川長治がラジオで話していた『赤い風船』のことがずっと気になっていました。
youtubeで探してみたら、なんとこんなに出ていたので思わず載せてしまいました。
やっぱり、ラストシーンが圧巻ですね。でもあの後、どうなってしまうのでしょう。