「円谷英二の映像世界」

taishiho2006-07-24

子供たちも夏休みに入り、ウキウキ気分ではしゃいでいるが
天気の方は、残念ながら雨季雨季からなかなか抜け出せない。
夏休みといえば、TVのスペシャル番組が楽しみだが
私が子供の頃は、東映のアニメ映画「白蛇伝」「西遊記」「少年猿飛佐助」
大映の「座頭市」シリーズ「兵隊やくざ」シリーズなどをTVでやっていた。
私が特に楽しみだったのは東宝の「ゴジラ」「ラドン」「モスラ」だった。
そして、その映画の特撮をやっていたのが円谷英二である。
少年の頃の私にとって円谷英二はとてつもなく魅力的な人物だった。
TVで「ウルトラQ」が始まると、大好きだった「鉄腕アトム」もかなわなかった。
円谷英二の特撮はCGにはない重量感と存在感とアナログな味わいがたっぷりあった。
この本は「ゴジラ」の誕生「ハワイ・マレー沖海戦」「美女と液体人間」「日本誕生」
宇宙大戦争」「ガス人間第一号」「マタンゴ」など、主要作品を写真入で詳しく解説している。
CG全盛の今となっては、もう二度と作ることの出来ない円谷英二の特撮の世界を
余すところなく網羅している本書は、円谷英二ファンにとっては必携の一冊だろう。