一周忌


今日は、母の命日です。
早いもので、あれからもう一年が過ぎました。
この写真の一番右側が私の母です。
母が、確か15歳位の時のものだと聞いたような気がします。
近所に住んでいた築比地正司さんという方が撮ってくれた写真です。
私が今住んでいる所は母が生まれた実家です。
私は15年前まで東京で暮らしていましたが、子供もできて
家も手狭になり今住んでいる所へ移ることにしたのです。
私が版画をやっていることが広報誌に載り、それを見た
築比地正司さんが私の家を訪ねてきてくれたのです。
その時に持って来てくれたのが、この写真なのです。
こうやって、母の若かりし頃の写真を見ていると不思議な気持ちになります。
今、この写真は大切なお宝として私のバッグにいつも入っています。


※筑比地正司さんは1910年に生まれ東京美術学校(現東京芸術大学)に入学しました。
還暦を過ぎてから再び筆を取り、昭和初期の農村風景数百点を描きました。現在96歳。