『聖天山歓喜院』

taishiho2013-06-21

(ショウデンザンカンギイン)

寺伝では治承3年(1179年)に、長井庄(熊谷市妻沼)を本拠とした武将齋藤別当実盛が、守り本尊の大聖歓喜天(聖天)を祀る聖天宮を建立し、長井庄の総鎮守としたのが始まりとされている。その後、建久8年(1197年)、良応僧都(斎藤別当実盛の次男である実長)が聖天宮別当寺院(本坊)として歓喜院長楽寺を建立し、十一面観音を本尊としたという。
中世には忍(おし)城主の庇護を受け、近世初頭には徳川家康によって再興されたが、寛文10年(1670年)の妻沼の大火で焼失した。現存する聖天堂(本殿)は、享保から宝暦年間(18世紀半ば)にかけて再建されたものである。平成15年から平成23年まで本殿の修復工事が行われ、平成22年11月18日に本体工事の竣功式を、平成23年6月1日に竣功奉告法会を執行し、同日から一般公開が始まっている。平成24年 聖天堂(本殿)は国宝に指定された。

『聖天寿司』
妻沼地区(旧妻沼町)の名物にもなっている稲荷寿司である。現在の一般的な稲荷寿司とは異なる細長い形状が特徴で、200年以上も伝わっている。巻き寿司とのセット(助六寿司)として販売されることが多く、周辺3店舗でそれぞれ製造販売されている。

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埼玉県熊谷市妻沼1627
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