『仏頭』

taishiho2011-01-06


新しい年を迎え、今年最初の作品を作ろうと思いました。
この新鮮な気持ちを大切にして仏像を版画にすることにしました。
僕の心にまず浮かんだのが、この仏頭でした。
とりあえず版木に鉛筆で描いてみましたが、どうなるか判りません。

この像は、蘇我倉山田石川麻呂追福のために、天武十三年(685)、に開眼供養の行われた丈六薬師如来像の頭部である。鎌倉時代興福寺の東金堂の本尊に据えられ、その後の火災に頚から下を失ったが、昭和十二年に東金堂の台座の下から偶然発見されました。頭部だけで106cmある。