『キャデラック・レコード』

taishiho2010-08-09

出演: ジェフリー・ライト, エイドリアン・ブロディ, ビヨンセ・ノウルズ
監督: ダーネル・マーティン
兄がDVDを持ってきた。車で聴きたいので録音してくれと言う。
ウチに来ればカセットデッキがあると思っていたのだろう。
そんなものは遠い昔に壊れていた。ラジカセには差し込み口がない。
結局パソコンのサウンドエンジンで録音することにした。
時間が長いので音楽だけ選んで録音するのは大変な作業だった。
サウンドトラックのCDを買えばいいのにと思ったがお金がないのだ。
僕もついでに、このDVDを一緒に観ることにした。面白い映画だった。
僕が生まれる以前のアメリカのレコード会社の物語だ。
ブルースの映画かと思ったら途中から音楽が徐々に変貌してゆく。
気が付いてみたら最終的にビヨンセの映画みたいになっていた。

ブルースからロックンロールが生まれた物語。
1947年シカゴのサウスサイドの薄暗いバー。
オーナー、レナード・チェスは天才ギタリストのマディ・ウォーターズ
ハーモニカ奏者リトル・ウォルター二人のブルース・コンボを雇う。
彼らのサウンドに魅了され、レコード・ビジネスのブームに乗るチェス。
アルバムは、R&Bのチャートをのぼり、ラジオの常連となっていく。

ロックンロールの創始者チャック・ベリーや、才能豊かな女性アーティストのエタ・ジェイムズら、所属アーティストがアメリカ音楽のメインストリームに躍り出た1955年。
チェスは彼らを家族同様に扱い、ヒットの褒美にキャデラックを買い与えた。
しかし、時代は次第に変化していく…。