『おくりびと』


遅ればせながら、「おくりびと」を観てきました。
アカデミー賞受賞の後だったのでさすがに満席でした。
前もってネットでチケットを購入しましたがいい席が取れず
前から二番目という、ビルの壁を見上げているような席でしたが
心地良いチェロの調べに包まれながら、涙し笑い涙しました。
主人公は友人にも奥様にも見放されそうになりましたが
それを言葉ではなく納棺師の仕事を実際に見せることによって
分かり合えるという、これこそが映画だと思いました。
最初はどうしてこんなにも日本らしい日本映画がアカデミー賞を?
と思いましたが、誰にも訪れる死をテーマにしたこと
それを言葉ではなく美しい音楽と映像で表現したから伝わったのでしょう。